2013年04月05日

浮世絵で学ぶ 江戸の女子力

当時、鼈甲の櫛を2枚差すのは遊女だけ。
庶民には手が出ない、高級な鼈甲の櫛、簪、笄を身に付けても、
自由が無いっていうのは…

古着が当たり前で数少ない着物を大切に来ていた江戸時代、
季節の意匠にもある程度こだわらなかったようです。
着物の柄が季節に合わないからってって、着ないワケにはいきませんよね。

武家の女性となると、趣がガラッと変わって「粋」というより「品」。
生きる時代は違っても、身なりを美しく内面を磨く。
まして、女性が身を立てるには教養と嗜みが必要。
いつの時代も、何処で生きるかより、腹を括ってどう生きるか。
女は度胸!

表参道ぶらぶらして、お腹が空いたのでおひとりランチ。
紀伊国屋の2階のエリザベートに愛されたカフェ「GERBEAUD」に。
店内は静かでお洒落な雰囲気ながら、
広々した屋根付きテラスもあり、ママ友ランチにもお奨めです。
ランチも1000円から~


  

Posted by tamakazura at 13:41Comments(0)美術館

2013年01月19日

尾張徳川家の至宝観てきました。





江戸東京博物館で尾張徳川家の宝物を観てきました。
御三家筆頭の尾張徳川家には、大御所家康から直接
お下げ渡しになったお宝が多いそうです。

今回一番観たかったのは「初音の調度」
ところが、45種もあるというのに、展示されていたのは「貝桶」だけ。
しかも、桶だけの展示で貝の展示も無し!超ガッカリ…
45種もあるんだから、もう少し展示してもねぇ~名古屋らしい。。。




  
繊細で煌びやかな姫様さまのお道具をみると憧れてしまいますが、
実際は、全ての生活を管理され自由の無い生活。。。
人としての人格は認められず、生家、夫、子に「三従」の生涯。
日に照らされず、雨にぬれず…
そんな暮らししか知らないわけだから、疑問も持たないのかしら。
まぁ、読み書き、生け花、茶の湯、琴曲、和歌もたしなみ、結構いそがしそうです。
21世紀の現在でも、この国で「女大学」はまだ生きている。。。顔11
   

  


Posted by tamakazura at 20:33Comments(0)美術館

2012年12月18日

華麗なるリヒテンシュタイン ~華麗なる侯爵家の秘宝~





英国王室に次ぐ世界最大級のヨーロッパ美術の収集家といわれる
リヒテンシュタイン侯爵家の秘宝を観てまいりました。

ヨーロッパ、貴族…、それだけで憧れを抱きますよね~
地下鉄乃木坂駅から直結なので、電車を降りてワクワク♬

会場に足を踏み入れると…スケールが大きい!
天井の高い貴族の宮殿を模してあるのでしょうから当然でしょうが。
頭上には天井画、壁面にはタペストリー、見事な装飾の家具調度品の数々。
今回はオペラグラスを持参したので、天井画の人物の表情や
細かい装飾の飾り金具なども、よ~く観る事が出来ました。

見事な《貴石象嵌のチェスト》はまさに、奇跡の象嵌細工。
いろいろな貴石を薄く薄く剥がしてカットして模様に描く。
本当に、マイスターの根気と技術に圧倒されます。
象牙のジョッキも人物の表情までが細工されていました。

スケールの大きな作品の最後に飾られていたのが、
「マリー・フランツィスカ・リヒテンシュタイン侯女 2歳の肖像」
ふわふわの巻き髪に透きとおるような柔らかな肌。
ふっくらしたバラ色のほっぺにムチムチのおてて。
思わず頬ずりしたくなるような可愛らしさでした!

百聞は一見い如かず。行って良かった。face02  


Posted by tamakazura at 10:57Comments(0)美術館

2012年11月02日

皇居・三の丸尚蔵館

「描き継ぐ日本の美ー円山派の伝統と発展」

雅楽演奏会の日には休館だった三の丸尚蔵館に行って来ました。
やっぱり好きです!日本画。
大和絵から日本画へと進化しても、なお繊細で美しい。
日本の気候風土に育まれた、日本人の繊細な感性。
それを表現する技術。素晴らしい。
作品の数は少ないですが、じっくり観るにはso goodok

皇居を出て、ちょっとお茶でも…と丸ビルまでダッシュ
お目当てのお店は満席。いつ空くか分からないので、
丸の内カフェ easeで、おひとりティータイム楽しんで来ました。ケーキカップ 01



  

Posted by tamakazura at 15:15Comments(0)美術館